2014年1月8日水曜日

和裁塾だより 1/8 お稽古始め

皆様、遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年最初の和裁塾は、新規ご入会のOさんを迎えて、5名の参加で開講しました。

Nさんは、紬の単衣を縫っています。
脇縫いの2度縫いをしてきて下さったのですが、糸こきが不十分で縫い目のつれが目立ちます。
無地はこれが目立ち易く、真綿はすべりが悪いので糸こきが難しいようです。
でも、頑張って直したのできれいになりました。
脇縫いにきせを掛け、袖付けの標を前袖付けに写して、袖付け縫い代を折り上げました。
袖付け縫い代を充分に伸ばして、身八つ下に忍びとじを入れました。
袖付け縫い代にしつけを掛けて置いて、居敷当てに進みました。
居敷当ての裾を三つ折り絎けにして、背綴じを入れました。
糸こきの問題や絎け目の問題で停滞気味だったのですが、今日は先に進めて良かったです。
これから、絎けが続きますが頑張って下さい。

Mさんは伊予絣の単衣です。
襟先の手直しをして、襟裏絎けの残りにしつけを掛けました。ここはお家でやって頂きます。
次に袖付けです。布幅が足りなくて振りの絎け代が取れなかったので布を足しました。
そのため、袖付けの止めがいつもと違いましたが、難なくマスターされたようです。
振りの絎けも宿題です。これで完成します。
次は、中裁ちの浴衣です。
9歳のお子さんですが小柄なので車裁ちで作ります。
柄合わせが大変でしたが何とか決まり。裁ち終えました。
次回は標付けからです。

Oさんは今日ご入会で初稽古です。ウールの単衣を縫います。
洋裁はおできになるそうですが、和裁は、本を見ながら浴衣を縫った事があるだけだそうです。
先ずは、寸法の割り出しと、用尺の計算です。
柄合わせは、暈しの横段なので問題なく終わり、裁ちに進みました。
反物の丈は足りたのですが、袖幅が不足します。
肩幅を2分広くして、袖幅を2分減らし振りに襟から取った布を足すことにします。
襟を除いて、標付けも終了しました。
次回は裏襟を用意し、襟の標付けをして、袖の縫いに入ります。

Sさんは、四つ身裁ちの浴衣です。
衽の絎けと脇縫いをしました。
丁寧に仕上げていますので、仕上がりが楽しみです。

Kさんは、綿ウールのしじら織単衣です。
縞柄ですが一方方向に並んでいるので、間違えないように柄合わせをして裁ちました。
標付けがすべて終わりました。
揚げ縫いが宿題です。
今回で4着目でしょうか?大分スムーズに進めるようになりました。

外に出ると雨でした。昼ころから降るとの天気予報でしたが、少し遅れて降り始めたようです。
皆さんお疲れ様でした。有難うございました。

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