2012年2月23日木曜日

和裁塾だより 2/22 綿麻縮と金魚の浴衣完成!

今日は5人の方にご参加頂き和裁塾を開講しました。
一番乗りのMさんは、綿麻縮の単衣を完成させました。
実は、前回に仕上げていたのですが写真が撮れなかったので、今回お披露目となりました。きれいに縫い上がりました。
一方方向の縞模様なので柄が繋がる様に柄合わせをしました。
藍の濃淡の粋な縞柄です。
そして、今縫っているのは水屋袴と上っ張りです。
脇縫いまで宿題でした。
馬乗りと袖付け部分の幅標を前身頃にも付けて、
脇縫いに忍び綴じを入れて、縫い代を仕付けで押さえました。
ここの絎けと裾絎けは宿題にして、袖の縫いに進みました。
袖は、家事をする時に袂がじゃまにならない様に、船底袖です。
袖の柄を合わせて標を付け、袖下を縫って丸みを縫い絞るためにさらに2本縫いました。両袖のここまでが宿題です。
次回は袖を仕上げて、袖付けに進みます。
袴も紐付けをしましょうね。宿題頑張って下さい。

Yさんは袷小紋の裄直しをしています。
まだ袷は仕立てていないので、直しはなかなか難しく大変です。
片方の袖幅は直しが済んでいたので、もう片方を直して袖付けに進みました。
表の袖付けが済んで、裏袖付けを絎けました。
片方が仕上がって、片方の袖付け途中で時間となりましたので、残りが宿題です。
これで仕上がりますね。頑張って下さいね。

Hさんは紬の単衣を仕立てています。
前回の宿題が済んでいなかったのでその続きと、袖付けをしました。
袖付けの止めは、プリントを見ながらご自分でできるようになりました。
振りを絎けて、袖付けは出来上がりです。
残りの絎けが済めば、完成、次回にはお披露目したいですね。

Tさんは金魚の浴衣が完成しました。
丁寧なお仕事をされるので、きれいに縫い上がりました。
水草や流水などが無い金魚だけの柄、竺仙らしい江戸前の浴衣です。
可愛い金魚のアップです。藍も良い色(^_-)-☆
そして、今日からは石下結城の単衣です。
アイボリーの地色に多色の暈しで織られた縞が、粋過ぎない可愛らしい紬です。
裁ち切り丈と総用尺を計算して、柄合わせをしました。
布幅の右側と左側で柄が違うので、衽の柄から決めました。
Mさんの綿麻縮と同じく一方方向の縞模様なので、間違えない様に慎重に柄を合わせます。
すべて裁ち終えて、袖の標付けまで進みました。
浴衣のとき、ノートを纏めて有るのでご自分で縫えそうですので、袖縫いを宿題にしました。
縫い上がりが楽しみですね。5月着用を目指して頑張りましょう。

今日ご入会頂いたNさんは、浴衣の裄直しです。
高校生の時に、ご自分で縫ったという浴衣、大事になさっていてまだ着られます。
裄は長めが良いという事で、肩幅と袖幅で1寸出します。
袖の振り絎けを解いて、袖を外しました。
この時、左右の袖の区別がつくように様に、後袖付け部分に糸標を付けて置きます。
身頃の肩から身八つ止まりまで絎けを解いて、標を付けました。
途中まで縫ってある物の標付けは、やり難いです。
袖にも袖幅の標を付けました。
お仕事の都合で遅れていらしたので、あまり進めずここまでで時間になりました。
次回から縫いに入ります。
浴衣が済んだら袷の直しをします。ハードルは高いですが頑張りましょうね。

にほんブログ村ランキング参加中です。
よろしかったらクリックを!
にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ

お訪ね下さいませ(^u^)

0 件のコメント:

コメントを投稿