2011年8月15日月曜日

道明組紐教室夏期講習2

猛暑の昨日、道明の夏期講習に行って参りました。
教室の窓(3階)から見える不忍池は、今、蓮の花が盛りです。
池一面の葉の緑の間に、点々とピンクの花が見えて美しいです。

今回教えて頂いたのは、沃懸地太刀紐(いかけじのたちのひも)という帯締めの組み方です。下の写真上の紐が復元品で、下が帯締め用にアレンジした物です。
この紐は4枚物です。薄い紐が4枚重なっている形です。
下の写真は紐の側面を撮った物、表裏が茶系で、間に鼠系が2枚挟まっています。
表裏の糸と、間の糸を入れ替える事によって模様を出します。
高台の上の段に2枚分の糸が掛り、下の段にも2枚分の糸が掛っています。
乱視の私は、糸の重なりがちらついて、間違えてばかり、1日で数cmしか組めませんでした(@_@;)

下の写真は、春日大社の国宝『沃懸地酢漿紋兵庫鎖太刀』帯執の緒(いかけじかたばみもんひょうごくさりたちおびとりのお)鎌倉時代の作。
沃懸地とは漆塗りに金銀粉を蒔き更に漆を塗って研ぎ出す技法で、そこにかたばみの文様があり、兵庫鎖という金具がついた太刀の帯執りの紐という事らしい(たぶん)です。
この紐を復元したのが1番上の写真のひもです。

今週からは通常のお稽古が始まります。
暑いあつ~い日々が続きそうですが頑張って通います。
和裁塾も今週から開講します。
夫も今日から仕事に行きました。
義母の遺骨はまだ1Fのリビングに安置してありますが、暮らしはだんだん日常に戻って行きます。
この数年、週末は「はるひ野」(義母が入居していたホームの所在地)通いが習慣になっていましたが、それも終わりました…(/_;)

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