2010年12月14日火曜日

和裁塾だより 12/11 

いつもにぎやかな土曜日にしては珍しく3名でのお稽古でした。

Hさんは昨日に引き続き参加です。
昨日のお稽古の後、お仕事のお仲間と忘年会とおっしゃっていましたが、お疲れの様子もなく張り切っていました。
お正月に着たいという道行コートの裄なおしです。
袷のコートですから、かなり難しいのですが、なるべくご希望に添いたいと思いOKしました。
まず袖を外して、振りを解き、身頃は身八つ口を解きます。
裄が長くて肩幅が広いので脇縫いの5寸5分下から直さなくてはなりませんが、脇縫いは新しい標で縫ってから解きます。
まずは、袖から直します。袖裏の布幅が少し足りなくて、ギリギリのところを縫ったのですが、なんとか片袖が縫えました。もう、片方は途中ですが、Hさんの事だからお家で縫っていらっしゃるのではないでしょうか…
今月あと2回いらっしゃるので、この分なら出来上がりそうですね。

Sさんは単衣の紬長コートです。
撥水加工をしたので雨にも着られます。
裄の長いSさんは、単衣袖の振り縫い代は何時もぎりぎりなのですが、
この布、幅が足りなくて接ぎを入れたので、振りの縫い代がたっぷりとれました。
このように、布幅を接ぎ足しする事を「割りを入れる」といいます。
宿題も順調なようですから、後2回位で完成しそうですね。

もう一人のHさんは、お仕事が忙しい様でお疲れぎみです。
宿題も全然できませんでした...と悲しそうです。
そういいながらも、頑張りました。衽付けも済んで裾絎けまで行きました。
褄先の額縁もきれいにできました。次は衿付けに進めますね。
少しづつでも進めれば何時かは完成しますから頑張って!

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