2010年3月1日月曜日

お衣裳持ちの人形2

子供の時クリスマスプレゼントに市松人形を貰いました。
母に市松人形と西洋人形とどちらが良いかと訊かれて
即座に市松が良いと答えました。六歳くらいだったと思います。
年が明けてから、呉服屋さんに行き人形用の布を買ってくれました。
あの頃は、子供の着物用の布を計り売りしてくれたのです。
そして母は、着物一式とお布団一式を縫ってくれました。
それから、毎日毎日人形遊びをして過ごしました。
その市松が引越しのどさくさで無くなって、悲しい思いをしました。
それから何十年か後、大人になってから買ったのがこの人形です。

この着物は孫の七五三、三歳の着物とお揃いです。
娘の七歳の時の着物を洗い張りしてあったので、その衽分で出来ました。
七歳用は本裁ちですが、三歳用は四つ身裁ちで衽分が要らないのです。
この人形用に初めて縫った着物です。

レースのワンピース型肌着です。肌襦袢のレース袖で作りました。

この長襦袢は暈し染の帯揚げで作りました。
紅いところを衿にしたので半衿いらずです。

この着物は縮緬の風呂敷で作りました。
湯布院の和物屋さんで買いました。
この着物はこの人形に良く似合います。
何枚か作って着せてみて分かったのですが、
お人形にも似合う物と似合わない物があるんです。
似合わないのは、くすんだ赤の無地縮緬です。
つまみの髪飾りも持っています。

小さくても人の着物と同じに縫うので、小さい分細工が大変です。
でも縫っている時は楽しいです。
人形作家の奥様で、ご主人の作品の着物を縫っていらっしゃる方にお見せしたら、
人形用はもっと簡単に縫ってあるとおっしゃっていましたが
どこをどう省略したらいいかわからない私は、人間用と同じに縫っています。
昨年のブログお衣裳持ちの人形も合わせてご覧下さい。


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