2009年7月30日木曜日

お裁縫箱になんで櫛が...?


昨日の画像お裁縫箱の中に櫛を見つけた友人からメールがきました。
お裁縫箱になんで櫛が...?との疑問。
ごもっともです。この裁縫箱は組紐用なんです。
組紐の房を整えるのに使うんです。
道明では、足し房をします。
組みあがった帯締めの房に糸を足して、房にボリュームを出すんです。

足し房ができたら、組紐の組んである部分、房のすぐ上に、3×9cmくらいに切った白い紙を巻きつけて、端を糊でとめておきます。
足し房をしてボリュームが出ているので、爪楊枝1本を一緒に巻くと丁度いいです。
端を糊でとめたら、爪楊枝は抜いておきます。
その後、櫛の出番です。房を梳かして、やかんの口から出る湯気に当てます。
湯気を当ててからも更に梳かします。すると、見違えるように綺麗になります。
そして、巻いてあった紙を房まで移動させます。
それから、房を切りそろえます。
箪笥の中に、房がくしゃくしゃになった帯締めは有りませんか?
試して見て下さい。蘇りますよ。
尖った方は組目を解くのに使います。無くてはならない道具です。

この櫛は上野の「十三や」さんのものです。
この間、知人に聞かれました「なんで十三やっていうの?」
「9(く)+4(し)は13でしょ」と私。「なるほど」と彼女は納得してました。
「十三や」さんで「組紐に使うので」というと油を付けていない、棒が良く尖った物を出してくれます。
道明のお教室でもここのを使っているんです。
なんせ近く、隣のとなりがお教室ですから。

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2 件のコメント:

  1. 早々と拝見させていただきました。楽しいホームページができましたね。しっかりとお気に入りにも追加させていただきました。
    立川さんのホームページにもここからジャンプして、懐かしい顔を見ることができました!
    また次回の教室もよろしくお願いします。
    更新を楽しみにしています。

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  2. shiobaraさま
    ありがとうございます。初コメント嬉しいです。
    次回で浴衣仕上げましょうね(固い決意)
    立川さん今頃裏磐梯ね。うらやましい!
    今日も後で更新します。見て下さい。
    では、お教室で(@^^)/~~~

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